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□あなたへ
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『修兵、私がいなくなってそんな顔してるようじゃ‥何かあっても安心してられないな‥』
「仕方ねぇだろ?誰だって愛してる奴に突然いなくなられたらこうなるぜ?」
『それはそうかも知れないね』
「だろ?」
『でも貴方は副隊長なのよ?』
「そりゃそうだけど‥」
『それに、あんな顔されてたら‥私がどこにもいなくなっちゃうみたいじゃない?』
「何だよ‥何が言いたい?」
『いつも言ってるでしょ?もしもの事があっても私は風か蝶になって側にいるって‥。今よりもっと側にいれる』
「仁美?‥‥‥」
『どうしたの?』
「何でそんな話ばっかりするんだ?」
『貴方にはいつでも笑っていて欲しいから‥。ねぇ、約束して』
「約束するよ‥。するけ『修兵‥抱いて‥』
「仁美‥お前‥」
『抱いて‥』