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□人の噂も‥。
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霊圧を無意識に抑えていたせいか俺にはまだ気付いていない。
「何時まで頑張るつもりだ?」
『きゃっ!檜佐木副隊長‥脅かさないで下さい!どうしたんですか?こんな時間に‥』
「潰れた阿散井を送って来た」
『入って座って下さい』
何をするのかと思ったら冷たい水を持って来てくれた。
『ずいぶん飲んだみたいですね‥。大丈夫ですか?』
心配してくれて顔を覗きこむようにしている仁美の手首と腰を掴んだ。
『檜佐木副隊長!』
「いつになったら分かってくれるんだ?」
一瞬だけ驚いた顔を見せたあとは抵抗しようとしない。
『飲み過ぎですよ‥』
「逃げねぇのか?」
『逃がしてくれるんですか?』
「させねぇよ」