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□人の噂も‥。
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翌日から俺の六番隊通いが始まった。
前回の一件を謝り倒してなんとか許してもらった俺は本格的に口説きに入った。
そうなると仁美の態度は一変して俺とは目も合わせてくれなくなった。
進展のないやり取りを繰り返す事三ヶ月。
それでも俺は六番隊に通っていた。
副官仲間で飲んだあと、潰れた阿散井を送って六番隊隊舎に来ていた。
何気なく執務室の方を見るとまだ誰かいるようだった。
気になって近付いてみた。
すると、中から感じ取れる霊圧は仁美のものだけだった。
驚いて戸を開けると仁美が一人で残業していた。