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□ロングロード
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ここから俺の反撃が始まった。
個室にいる仁美の傍らで、俺が時間をかけて作り上げた信用と言う武器を使って会社の株を買い占めた。
何人もの俺を慕ってくれる人のおかげであっという間に全体の70%の株を買い占めた。
一週間後、その現実と共に親父の元を訪れた。
「何をしに来たんだ?」
「あんたに会社から出て行ってもらう。俺は会社の株の70%を所有している。あんたに勝ち目はない」
慌てた所でもう遅い。
親父は社長の椅子をおりた。
その後、公正公平な会議の結果俺は社長になった。