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□友達以上恋人‥
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「修兵‥話があるの」
遠慮がちに話し掛けて来たのは半年前に別れた女だった。
「なに?」
「私、修兵がいないとダメなの‥」
よく言うな。
二股かけてたクセに。
どうせもう一人の野郎と別れて淋しくなって適当な俺に声かけたってとこか‥
「また俺と付き合いたいのか?」
「うん‥」
「考えさせてくれ」
曖昧な返事で誤魔化した。
女と話が終わるとその足で仁美に逢いに行った。
仁美に女の話をしたらあっさりした答えが返って来た。
『あの子と前に話した事があるの。修兵が半年前にあの子をふった時ね‥話を聞いて思ったんだ、この子は修兵の事が真剣に好きなんだなぁって。戻ってあげたら?修兵を本当に必要としてるのはあの子だよ‥行ってあげなよ』
「お前は淋しくないのか?俺を必要とはしてないのか?」
『私は平気。言ったでしょ私達は恋人じゃない‥』
正直がっかりした。
違う答えを期待してたから。