ТimЁ≠DooЯ

□標的18 ディーノ再び
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『ツナ、朝だ。学校に遅れるぜ。』


ツ「後5分…。」


『後5分も寝てたら遅刻するって。』



心地よい声がしてもっと眠気が増す。



ツ「沙耶香…。」


呟いた言葉に花澤は起きたかと期待を膨らませた。

しかし、それは寝言だった。
プチショックをうける花澤に対し、リボーンはツナの頭に蹴りをくらわした。



ツ「いって──!」



激痛で飛び起きるツナ。
花澤は心中で感嘆した。


リボーンすげー…と。



ツ「いたた…って沙耶香!?何でここに!?」


頭をさそりながらこっちを見たツナは花澤に気付いた。

なぜ花澤がいるのか知らないツナは驚愕の声をもらす。

それに花澤は、エンツィオ事件でツナが寝坊すると思ったとニコッと笑った。


『じゃあ先下に行っとくな。』


早くしろよ、と付け足して下に降りて行った。



嬉しいな…。
沙耶香が起こしに来てくれるなんて…。


しかも俺のために…感動するツナと反対にリボーンはかなり不機嫌そうだった。


ドカッ



ツ「いってー!
何すんだよリボーン!」


リ「うるせー。」


八つ当たりとばかりに蹴り、ムッとしてそっぽを向く。
それを見てツナはニヤリと笑った。



ツ「妬くなんてリボーンらしくないぜ?」


リ「ダメツナが言うようになったじゃねーか。」


ツ「…ダメツナだと?(黒笑)」


リ「やるのか?(黒笑)」



2人の間でバチバチと火花が散る。

花澤がこの場にいたならば間違いなく妄想に走っていた事だろう。

2人の睨み合いは1分以上も続いた。



一方花澤は…


『ディーノさん起きて〜』


デ「後5分…。」


『ツナか!

…って、寝てんのに突っ込んでも意味ないか…。』


1人で苦笑する。
ディーノさんもツナと一緒で起こすのに一苦労だ


デ「うーん、沙耶香…」


『えっ…、うわっ!』

ディーノさんが俺の名前を呟いたかと思えばいきなり引っ張られる。

いきおいよくディーノさんの胸板に突っ伏した。


『いてて―…

!?///』


目を開けるとディーノさんの寝顔がドアップ。


ドワァァァ!!!!



沢田家に花澤の悲鳴が響き渡った。



ツ「沙耶香!?」



花澤の悲鳴にビックリするツナ。


あの後母さんが来てリボーンとのバトルは終わった。



そして、沙耶香は外で待っているのかと思い家から出て来た所沙耶香の悲鳴が聞こえた。



ガチャッ


『///…。』


何十秒かたってから沙耶香が出て来た。


その顔は少し赤かった。


ツ「沙耶香、どうかしたの?」


『…何でもない。』


そう言いツナから顔をそむける。
明らかに何かあったような態度の花澤をツナは首を傾げた。


「ボンジョルノ、ボンゴレ10代目、異世界から来た沙耶香殿。」


ロマーリオが話しかけてきても花澤は無反応。


そんな花澤を心配しながらもツナはディーノの場所を教えようとすると丁度玄関のドアが開き、誰か出てきた。


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