ТimЁ≠DooЯ
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やっほ〜い★
みんな元気かな!?
朝からハイテンションの俺様誰様沙耶香様だぜ!!←
なぜかって?
それはね……フフフ…。
並中キャラ達に会えるからああああ!!!!
『クフッ、嬉しいな、ってヤベっι
笑い方が骸になっちゃったよ。』
一人で突っ込みとボケをすんのがいたいって?
ははは、キニシナーイ!
緩む頬を引き締めようとするが、すぐにふにゃりとニヤける。
危ない脳内ワールドを繰り広げる沙耶香は遅刻寸前だというのに鼻歌を歌ってスキップしていた。
周りから見ると警察に通報されそうな勢いだ。
「うおおおお!!!!
死ぬ気で登校する―!!!!」
『…え?』
(…うん、多分空耳だ
空耳に決まっている)
こんなに清々しい朝っぱらから死ぬ気で登校する人なんているわけない。
そう自分に言い聞かせながら笑顔で後ろを振り向いた。
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───
『ぎゃああああっ!!!』
俺は、朝っぱらから走っています。
オリンピックチャンピオンになれるかもしれない。
ふと後ろを見ると、ツナが凄い形相で走ってくる。
正直言って怖い、怖すぎる。
泣きそうな気持ちで俺は走り続けた。
--了平side--
俺は今日も極限普通に登校していた。
(極限という自体でもはや普通では無い。)
久々の学校が楽しみなのは俺だけではないだろう。
2学期は様々な行事があるからとても好きだ。
今年も盛り上げたいと思っていた、その時だった。
『ちょい、退けー!!!!』
突如聞こえた声に振り向く暇もなく、オレの横を誰かが凄いスピードで通り抜けた。
風が…通り過ぎたみたいだった。
花のような優しい残り香。
その後に、
「うおおおお!!!!」
と言う声がしてパンツ一枚の男がさっき通り過ぎた奴と同様、凄いスピードで走ってきた。
(間違いない…。
京子から聞いた同じクラスだっていう、あの…)
俺はたまらず、
「待ちな。」
と言い腕をつかんだ。
するとそいつは俺が止まるどころか、つかんだのを気付かない様子でスピードを落とすことなく学校に向かって走り続けた。
--沙耶香side 校舎裏--
『疲れたぁ…。
それにしても死ぬ気ツナ迫力有りすぎ。』
思い出しても身震いする。
あの●だこ級にホラーだ。
今俺は校舎裏にいた。
俺の記憶が正しければ(絶対正しいはず!)ツナがあの人をここに連れて来るはず…。
待っていると予想通りツナがあの人を連れて来た。
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