昨年6月の関東オークスで白毛馬初の重賞Vを飾ったユキチャンが、09年始動戦をTCK女王盃(交流GIII)で迎える。クイーン賞を勝ったヤマトマリオンなどJRAからは5頭の実力馬が参戦。中央、地方を交えた女の熱き戦いは21日、大井競馬場で16時5分にゲートが切られる。

 純白のプリンセスが冬のTCKを彩る。白毛の重賞ウイナー・ユキチャンが関東オークス以来、2つ目の重賞タイトルを目指してTCK女王盃に出走する。前走の船橋・クイーン賞ではヤマトマリオンにアタマ差かわされての2着だったが、久々にユキチャンらしい走りを披露。今年初の開催となるTCKで完全復活の予感が漂う。

 「ユキチャンは暑い時期が苦手だけど、冬を迎えてグングン良くなっています」。後藤由之調教師の言葉を裏付けるように14日の追い切りでは美浦の北C(ダート)コースで5ハロン65秒0を楽々とマーク。17日にもポリトラックで3ハロン39秒3−12秒1でサッと流して態勢を整えた。「動きが柔らかく伸び伸び走っていた」と跨った山田調教助手も満面の笑み。

 昨夏のジャパンダートダービー当日、ユキチャンはじん麻疹を発症して無念の競走除外。白毛馬のGI挑戦を期待したファンの前に姿を現すことができなかった。よって今回がユキチャンにとって初のTCK参戦。今度こそ大井競馬場に駆けつけたファンの目に、真っ白な勇姿を焼き付ける

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