初めて自傷したのは、高校1年生の時。
小学生の頃、ずっと苛められていた。
小学5年生になったある日、クラスのリーダー的存在の男の子が、僕を好きだと言った。
それから苛めもなくなり、人が集まってくる様になった。
僕は「友達を作るには、クラスや学年で目立ってる男の子を射止めればいい」と思った。
そこから歯車が狂い始めた。
寂しかった。
愛されたかった。
いくら彼氏を作っても、変えても、本当の愛ではない。
僕は自分すらも愛せない。
ある日、辛くて悲しくて、自分が嫌で嫌で泣いた。
目に留まったのは、カッターナイフ。
気付いたら、血だらけだった。
切れば切る程、自分を愛せる気がした。